3月 春の夜


ダイアナ・クラール(Diana Krall)Live In Paris(2002)より 「East Of The Sun (And West Of The Moon)」
ダイアナ・クラールは1964年生まれの
アメリカのピアニスト・シンガー。歌だけでなく、ピアノもとってもいい。センスが良く、その曲にフィットしたアドリブ。ボーカルメインでピアノはあまり活躍しない曲も多いんだけど、もっとダイアナのピアノを前面に出してほしい。





春の星緩んでをりぬドライアイ


緩んでくるのは星の光ばかりではない。
緩んで一番まずいのは財布の紐である。
しかしこの場合、緩むといっても、「高額のもの」にというのではなく、「あっても無くてもいいもの」に、なんである。

主婦ともなれば、胸のあたりに一応は「主婦の虫」が棲んでいる。
この虫は、何か買おうとすると、必ずひょいと出てきて、「今すぐ、いらないんじゃないの」とか、「すぐに飽きちゃうよ」とか、「これって、無くても別に困らないよね」などと要らぬことを言ってくる。
若さとは、こういう声をすっぱりと無視する力なのだ。
こいつに抵抗できないようになると、いい加減おばさんになったということだ。

ところが普段こうして節約を重ねていると、ある時 「たまにはいっか」と、たがを外すと、大きく飛んだボールが、2,3回バウンドするように、あろうことか、1度で済まない。
帰りには、ささやかだが可愛らしい無駄なもの、を3つくらいをバックにひそめて、「おかしいなー、あれだけ買うつもりだったのに」などとぶつぶつ言いながら歩いている。
まあ、リッチな方はまた別の世界のお話なんだけど、女性は高額な「必要なもの」より、少額の「あってもなくてもいいもの」を買った時のほうが、嬉しいものなのだ。
ささやかでも、そこに「遊び」、「夢」そんなスペースがあって、主婦にこそたまにはそういうものが必要なのだろう。

あ、でも男性からのプレゼントはまた事情が違いますね。 
バースディや記念日などだったら、まあ人それぞれの適正価格の「ロマンチックな、あってもなくてもいいもの」ってところですか。大人だとあまり少額ではへそを曲げられますね。
でも高額でも生活必需品なんてプレゼントなんてしたら、白けられてしまうでしょう。

男性は普段は本当に必要なもの以外、ほとんど購買欲を感じないタイプが多いように思うのだけど、一転して何かのきっかけで「コレクション」のようなことを始めると、「こんなに、こればっかりあって、どうするのおー!」・・・
という不条理な結果を生みがちであるから、押しなべて考えると、どっちもどっちというところか。




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梅咲いて紆余曲折の愛もあり



さくらの芽空泳いでるまひるかな



街灯に影が先行く春の夜


やっと春の訪れを感じるようになった。
外出から帰ってくる時に、寒くないというのは、いや寒くも暑くもないというのは、かなり嬉しいものである。
なんていうか、自分と外界が一体になったようなのびのびとした快感。

年賀状に先駆けて書く「春のおよろこび」というのは、これかもしれないなんぞと思いつつ、うーん、あったかくなったというだけでしみじみ感動するのは、やっぱり年齢ってものなんだろうか。







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いつもご訪問頂きありがとうございます。 「俳句とエッセイ時々音楽」のブログ名を、「A Cup of俳句」に改名させていただきます。宜しくお願いいたします。

プロフィール

ネコヤナギ

Author:ネコヤナギ
俳句は一行詩。コンパクトな宇宙です。それと日々出会う物・事を気ままに綴り、ジャンルにこだわらない音楽のことも少し。俳句は1994年から書き溜めていたものを2017年1月から遡ってまとめました。
50代後半、双子座・A型・主婦兼グラフィックデザイナー。在宅ワーカーです。
趣味は俳句・デザイン・音楽・手織り。最近ホロスコープの奈落に足を突っ込んでいます。

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