10月 芒折る  (2015)

秋雨や睫毛の上の街明かり



大事なこと思い出せずに秋の海



距離置いて夫と歩いて芒折る





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しばらくは夕焼けに吾を放つ

今月は、仕事が立て込んだ。
複数の仕事が同時進行になったり、その同時進行の修正がたまたま両方とも
大がかりだったり、大量だったり。
主婦なので、やることは打ち出の小づちのように事欠かないし、母のところへも食事を運ばなければ。
だが、仕事はなまじ好きな仕事なので、手を抜くことができない。
納得するまで何度だろうと徹底的にやり直す。しまいにはクリック、という動作さえいやになる
そうこうして、仕事をしている間はなんでもないのに、終わった途端に、体調が最悪になる。
さあ出かけるぞ、やりたいことやるぞ、なんて思っていたって、何もできない。
一週間くらいは、とっかえひっかえ、すったもんだ体が荒れ狂う。
それを過ぎてやっと、普通の生活になるのである。

それでいて、最悪2か月も仕事のも無い月さえある。
これがフリーの仕事の運命というものだろう。
平にのしてくれれば、ちょうどいい塩梅なのだけれど。
 
また、多忙を極めたあとの一番の害だと私が思うのは、
「やらなくちゃ」というモードに心身が染まっていて、
何かやる時に、「やろう!」「やりたい」というモードにすんなり変われなくなることだ。

一種のこころの「癖」みたいなものなのだろう。
これも取れるのに数日かかるなあ。

どこかのお医者様の額縁にかかっていた格言に、「忙しいという字は、心(こざとへん)を
亡くすということだ」と書いてあって、全くだと思ったが。

しかし現代の大人の生活で、忙しくない人を見つけるのは至難の技だろう。
生活を支える男性も、家庭を支える女性も、あるいはその逆でもなんでも、それなりに本当に忙しい。

やっとの思いで就職できた若者も、過酷な労働条件の中で心の指南を見失ってしまう人も多いに違いない。

私たちの生活は確かに、昔に比べたら物質的には豊かになっているかもしれない。
でも、働いている人たちの実情は、ずっと厳しいものになっているのではないだろうか。
これではちっとも豊かになったなどとは、言えない。





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いつもご訪問頂きありがとうございます。 「俳句とエッセイ時々音楽」のブログ名を、「A Cup of俳句」に改名させていただきます。宜しくお願いいたします。

プロフィール

ネコヤナギ

Author:ネコヤナギ
俳句は一行詩。コンパクトな宇宙です。それと日々出会う物・事を気ままに綴り、ジャンルにこだわらない音楽のことも少し。俳句は1994年から書き溜めていたものを2017年1月から遡ってまとめました。
50代後半、双子座・A型・主婦兼グラフィックデザイナー。在宅ワーカーです。
趣味は俳句・デザイン・音楽・手織り。最近ホロスコープの奈落に足を突っ込んでいます。

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