12月 風とオリオン(2016)

髪の先指の先まで冬茜

寒くなってきたなと思っているとほぼ同時に、日が沈んだ後の茜空が、その色を深く、鮮やかに熟成させていく。
その茜色は、体全体に浸み込んでしまう。
甘酢に漬け込まれたはじかみのように、その色から逃れる術はない。




風漲り巨きオリオン押し上げる


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私の好きな曲  Fingerprints(2000)より Larry Carlton  「 Fingerprints」


最近好きでよく聞いているのが、ラリー・カールトンの「フィンガー・プリント」という曲。
ラリー・カールトンはごく最近になって好きになったギタリスト。
若い頃には、あまり聞かなかった。
でもラリー・カールトンでもあんまりギンギンのものは、はやっぱり飛ばしてしまう。
ギターの音の余韻を十分に楽しませてくれるようなスローな曲の方がいい。
一般には、「ギターの泣き」というやつ、私的には、「ギターの音の空間」とでも言いたいんだけれど。

あの空間の中に、いろんなものが入ってくれるんだけど、空とか海とかそういうものはもちろんだけど、もっと宇宙的な、SFチックな抒情が入ってくるのが、ラリー・カールトンのギターの特徴だと思う。
ラリーカールトンをさんざ聞いていて、深夜ゴミを出しに行ったら、見たこともないほど、オリオンが大きく見えて、強風のせいで星はきらめいていた。
寒さに小走りしながらも、私は息を大きく吸った。
澄んだ冷たい風が、オリオンはじめ、諸々の冬の星を天心に向かって、ぐいっと斜めに押し上げた、そんな風に感じたと言えば、一番近い。









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いつもご訪問頂きありがとうございます。 「俳句とエッセイ時々音楽」のブログ名を、「A Cup of俳句」に改名させていただきます。宜しくお願いいたします。

プロフィール

ネコヤナギ

Author:ネコヤナギ
俳句は一行詩。コンパクトな宇宙です。それと日々出会う物・事を気ままに綴り、ジャンルにこだわらない音楽のことも少し。俳句は1994年から書き溜めていたものを2017年1月から遡ってまとめました。
50代後半、双子座・A型・主婦兼グラフィックデザイナー。在宅ワーカーです。
趣味は俳句・デザイン・音楽・手織り。最近ホロスコープの奈落に足を突っ込んでいます。

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